Free【八戸港沖の貨物船事故】漂着油の範囲拡大、回収は難航

熊手を使い海岸に打ち上げられたウッドチップをかき集める作業員=14日、三沢市
熊手を使い海岸に打ち上げられたウッドチップをかき集める作業員=14日、三沢市

八戸港沖でパナマ船籍の貨物船が座礁し、燃料の重油が流出した事故で、三沢市などの海岸に漂着した油や積み荷の回収作業が難航している。14日は新たに八戸市以北の海岸にも油の漂着が確認され、被害が拡大。同日、油処理を担当する海上災害防止センター(横浜市)は、前日に引き続き三沢市織笠地区の海岸で清掃作業に当たった。作業員は「今後も油や多くの漂着物があれば、作業は長期化しそうだ」と表情を曇らせた。

 第2管区海上保安本部によると、陸上調査の結果、八戸から三沢の沿岸にかけて、複数箇所に油の漂着が確認された。

 海岸の清掃作業が始まっている三沢市織笠地区では、作業員7人が熊手を使い、打ち上げられた貨物船の積み荷と見られるウッドチップをかき集めた。

 さらに北部の同市塩釜地区は、油にまみれたウッドチップが広範囲にわたって波打ち際に散乱したままで、周囲には油の臭いが漂っている。

 被害拡大の懸念は沿岸部の周辺自治体にも広がった。おいらせ町一川目地区の砂浜に油が漂着した痕跡があったほか、八戸市市川町の通称・船溜り地区では、市民が心配そうに海の様子を見守っていた。近くに住む60代の漁業男性は「座礁した貨物船を見に来たが、この場所も油の臭いがしている気がする。被害が拡大してないか不安だ。早く事態が収束してほしい」と願った。

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