Free【貨物船座礁】「心よりおわび」「最優先は油の回収」 関連3社会見

八戸港沖で貨物船が座礁した事故について、リモート会見で謝罪する岩井正実社長(右から2番目)ら=13日
八戸港沖で貨物船が座礁した事故について、リモート会見で謝罪する岩井正実社長(右から2番目)ら=13日

八戸港沖で貨物船が座礁し、割れた船体から大量の燃料油が流出した問題で、貨物船の管理会社など関連3社が13日、オンラインで会見を開き、油の流出で地元の漁師や住民に多大な迷惑、不安を与えていることを陳謝。今後、油の回収作業などに全力を挙げる考えを示した。

 会見には、貨物船の船主関連会社である洞雲汽船(愛媛県)の大河内亮介専務、船の管理会社である美須賀海運(同)の岩井正実社長、用船者の日本郵船(東京都)の鹿島伸浩常務らが出席した。

 会見の冒頭、大河内専務が「八戸や近隣にお住まいの皆さま、漁業関係者の皆さまをはじめ、多くの関係者に多大なご迷惑と心配を掛け、心よりおわび申し上げる」と述べ、出席者が深々と頭を下げた。

 今後の対応については、現在、油の回収船8隻のうち、5隻が八戸沖に到着し、さらに3隻が向かっているとし、岩井社長が「最優先事項は流出した油の回収。力を入れている」と強調。流出油や船内に残っている油を全て回収し、船を安全な場所へ移動させる考えを示した。

 現在、船内には亀裂部の前方に計1207トン、後方に57トンの重油が残っており、新たな流出も懸念される。岩井社長は「現在できる作業はしているが、流出を止めるためには、天気の回復を待つしかない」と述べ、本格的な作業は、天気が回復する16日以降になるとの見通しを示した。

 油の回収や破損した船体撤去など作業完了の時期については明言しなかった。

 地元漁業者への補償などについては、岩井社長が「不透明な部分が多いが、船舶管理会社として、責任を持った対応をしていきたい」と述べた。

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