Free思いやりの心と行動する勇気持って 堀口中でユニバーサルマナー教室

聴覚言語障害を体験するゲームでジェスチャーでお題を伝える生徒
聴覚言語障害を体験するゲームでジェスチャーでお題を伝える生徒

三沢市はこのほど、市立堀口中(傳法公彦校長)で、自分とは違う誰かのことを思いやり、適切な理解の下で行動する「ユニバーサルマナー」を学ぶ教室をオンラインで開いた。参加した2年生123人が、さまざまな人との向き合い方について理解を深めた。

 日本ユニバーサル協会(大阪市)講師で、視覚障害のある原口淳さん(神戸市在住)が、コミュニケーションの重要性を説いた。原口さんは「目の前に困っている人がいたら『お手伝いできることはありますか』と、勇気を出して聞いてみて」と歩み寄りの姿勢の大切さを強調した。

 生徒たちは2人一組になり、言葉を使わずジェスチャーのみでお題を伝えるゲームに挑戦。日常生活の中で聴覚言語障害者が不安に思うことを実際に体験した。

 参加した石橋三日月さん(14)は「障害者への接し方を深く知ることができた。困っている人がいたら自分から声を掛けたい」と話した。

 
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