Free青森県議会議長に三橋氏 副議長には蛯沢氏を選出

青森県議会の森内之保留議長と櫛引ユキ子副議長は29日、「一身上の都合」を理由に辞職した。これに伴い、県議会は直ちに正副議長選挙を行い、第83代議長に自民党会派の三橋一三議員(53)=当選5回、つがる市=、第81代副議長に同会派の蛯沢正勝議員(73)=3回、上北郡=をそれぞれ選出した。

 議員47人(定員48人、欠員1人)で行った議長選では、三橋氏が38票、民主連合の田名部定男議員が9票を獲得。副議長選では、蛯沢氏に36票、民主の今博議員に9票、無効票が2票投じられた。

 森内氏は退任のあいさつで「令和最初の議長として素晴らしい経験をした。今後は一議員として尽力していく」と述べた。

 新たに議長に就任した三橋氏は「コロナ禍を乗り越え、明るく、元気な青森をつくっていかなければならない」と強調した。

 正副議長の任期は4年だが、複数の議員で回すことが最大会派自民の慣例。任期を3人で分けていた時期もあったが、現在は2人交代となっている。

 今回の副議長選では無効票2票が投じられた。関係者によると、いずれも白票で、このうち少なくとも1票は自民党会派から投じられた可能性がある。同じく2票の無効票が投じられた前回の副議長選に続き、最大会派の足並みの乱れが露呈した。

 
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