Free【東京五輪出場】本村直樹ヒストリー㊤「今度は自分たちが歴史つくる」/月刊Dash20年1月号より

本村直樹選手(中央)=2019年10月、ホンダ提供
本村直樹選手(中央)=2019年10月、ホンダ提供

ついに幕を開けた東京五輪イヤー。各競技で代表候補がしのぎを削る中、ラグビー競技で日本代表入りを目指すのが、八戸市出身の本村直樹(27)=八戸高出、HondaHEAT=だ。地道な努力を重ね、仲間に支えられて代表入りまで“あと一歩”に迫った。昨年のラグビーワールドカップ(W杯)の感動が記憶に新しい中、「今度は自分たちが歴史をつくる」と闘志を燃やしている。

 (東京五輪出場を決めた本村選手。月刊Dash2020年1月号の記事を配信します)

 2019年12月下旬。7人制ラグビー競技の舞台となる東京都調布市の東京スタジアム(味の素スタジアム)に併設されたサッカー場に、日本代表候補の本村直樹(27)=八戸市出身、HondaHEAT=がいた。

 “ラグビーの街”を標榜する調布市で、市民の機運を盛り上げるために行われたイベント。「15人制に比べて、7人制はスペースがいっぱいある。ボールが自分に渡ると、どこに走りだそうかと考えてわくわくする。みんなに試合を見に来てもらって、ラグビーが盛り上がればうれしい」。本村は、日本代表候補の一員として、競技の魅力を笑顔でアピールした。

 日本が8強入りの快進撃を見せ、国民を感動の渦に巻き込んだラグビー・ワールドカップ(W杯)は15人制だが、五輪のラグビーは7人制だ。試合は前後半合わせて14分。15人制と同じフィールドを、半数以下の選手が縦横無尽に駆け回る。ダイナミックでスピード感あふれる試合展開が魅力で、15人制以上に個人技や豊富な運動量が求められる。

 本村は、184センチ、88キロの恵まれた体格の持ち主で、スピードが武器の“点取り屋”だ。2017年以降、コンスタントに代表に招集され、昨年は2大会で主将を務めた。その実績が認められ、12月20日に日本協会が発表した東京五輪代表候補19人の一人に選ばれた。

 本村は昨年11月の世界大会で相手のタックルを受けた際に、右脚の腓骨を骨折し、同月中に手術を受けた。現在リハビリ中で順調に回復している。「手術の3日後には松葉づえで歩けた。靱帯を損傷するよりは良かったのかな。いい休みだと思うことにします」と前向きだ。

【東京五輪出場】本村直樹ヒストリー 月刊Dash20年1月号より

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