Free朝市の味、レトルトにぎゅっと 「館鼻岸壁朝市カレー」完成

新発売された朝市公認商品の「館鼻岸壁朝市カレー」
新発売された朝市公認商品の「館鼻岸壁朝市カレー」

八戸市の館鼻岸壁朝市に出店する大安食堂(同市)は6日、朝市で仕入れた食材のみを使用して作ったレトルトカレー「館鼻岸壁朝市カレー」の完成報告会を朝市会場の同食堂テント前で開いた。初めての朝市公認商品で、店主の荒澤忠明さん(54)は「コロナ禍で息苦しい状況が続くが、カレーを食べて少しでも元気になってほしい。朝市で好きな食材を選び、自分好みにトッピングしてほしい」とPRした。

 荒澤さんが、朝市の名称と食材を使ったカレーを作りたいと企画。製作期間は約1年。青森県産の鶏肉、八戸前沖さば、三戸のリンゴ、田子のニンニクなどの食材をふんだんに使用している。

 味は甘口だけど辛い「旨(うま)辛」。昭和のライスカレーをイメージしたというルーは、具材を残さず煮込んでいる。

 完成報告会は会場の混雑を避けるため、事前に告知せず実施。同食堂に並ぶ来場者に、試食用のカレー約50食を振る舞った。来場者は突然の出来事で驚いた様子だったが、おいしそうにカレーを頰張った。

 湊日曜朝市会の慶長春樹理事長は「館鼻ブランドの商品は、しっかりしている自負がある」と太鼓判を押している。

 カレーは、朝市会場の各協力店舗と同市のユートリー1階で販売している。1個200グラムで、価格は朝市会場では500円。ユートリーでは550円(いずれも税込み)。

 
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