Free世界ジュニアスピード、24年に八戸開催 YSアリーナ初の国際大会

八戸市は4日、3年後の世界ジュニアスピードスケート選手権(2024年3月1~3日)の開催地が、同市のYSアリーナ八戸に内定したと発表した。同アリーナでは今年2月に同選手権が開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていた。開催されれば、同アリーナにとって初の国際大会となる。

 国際スケート連盟が24年同選手権の開催地を募集していたため、市が日本スケート連盟を通じて今年4月に立候補。今月3日の国際スケート連盟理事会で開催地として内定した。

 内定を受け、青森県スケート連盟の田名部和彦会長(69)は「コロナ禍で今年は中止となったが、今度こそ、大会の成功に向けて全力を尽くす」と力を込めた。今年3月に男子1万メートルの日本中学記録を出し、同選手権を出場対象年齢で迎える佐々木海地さん(15)=県立八戸西高1年=は「地元開催の世界大会への出場資格を得られるよう、しっかり練習していく」と意気込んでいた。

 同市の小林眞市長は「“氷都八戸”を世界にアピールするだけでなく、八戸圏域の皆様には、世界トップレベルの滑りを間近で見られる貴重な機会になる」とコメントした。

 このほか、市はスピードの25年四大陸選手権の開催地にも名乗りを上げていることも明らかにした。

 
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