Freeむつエール飯、15分で完売 市内グルメをテークアウト

弁当を買い求める市民=21日、むつ市役所
弁当を買い求める市民=21日、むつ市役所

新型コロナウイルスの影響で経営が悪化している飲食店を支援しようと、むつ市は21日、「むつエール飯2021」と銘打ち、市役所本庁舎の開放エリアで市内飲食店の弁当販売を開始した。

 市は飲食店への販売機会提供のほか、環境に配慮した植物素材のテークアウト容器への転換を促すため、経費の一部を助成。販売ブースには豚キムチチャーハンやタコライス、ビビンバ丼といった、市内の居酒屋やバー4店舗の自慢の味が並び、わずか15分で計100食が完売した。

 弁当を買い求めた同市大湊上町の米内美沙紀さん(31)は「市のSNS(会員制交流サイト)を見て買いに来た。飲食店には何とか頑張ってほしいと思うので、少しでも役に立てたらうれしい」と話した。

 出店した居酒屋くるまざの工藤卓三さん(51)は「予想外の売れ行きで驚いている。次回も喜んでもらえるよう腕によりをかけたい」と張り切っていた。

 弁当販売は週2日程度、11月末まで。次回は26日午前11時半から。市は随時参加店を募集している。

 
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