Freeキャラメルアップルクッキー、三沢に広めて 米海軍が市にレシピ贈る

三沢基地内で最もおいしいデザートに選ばれた「キャラメルアップルクッキー」
三沢基地内で最もおいしいデザートに選ばれた「キャラメルアップルクッキー」

米海軍三沢航空基地隊司令のブライアン・パミル大佐が10日、三沢市役所を訪れた。在日米海軍が4月に実施した「デザート・チャレンジ」で、三沢基地内で最もおいしいデザートに選ばれた「キャラメルアップルクッキー」のレシピを小桧山吉紀市長に贈り、「三沢市で広めてもらえればうれしい」と期待を寄せた。市は今後、日米両国の友好の証しでもあるレシピの活用や広め方を検討する考え。

 同隊広報室などによると、デザート・チャレンジは、在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)が、日本国内の五つの米海軍施設を対象に実施した調理イベント。各地で地元の特産品を使った米国のデザートを作り、最もおいしいデザートに選出されたレシピを、日本人の親切で友好的な振る舞いへの感謝の印として地元自治体に贈る目的という。

 キャラメルアップルクッキーは、同基地隊の宿泊施設の清掃担当部長を務めるサバナ・マイナーさんが応募したデザート。細かく刻んだ青森県産リンゴやシナモンなどを混ぜて焼き、溶かしたキャラメルを振り掛けた。米国でも有名なデザートといい、しっとりとしていて濃厚な甘さとリンゴやシナモンの風味が口の中に広がるクッキーだ。

 パミル大佐やマイナーさんらが小桧山市長に、キャラメルアップルクッキーと額に入れたレシピをプレゼント。小桧山市長は試食し、「青森名産のリンゴをこんなにおいしい物に変えてくれた。食べ物を通して両国の文化が融合するのは非常に良いことだ」と称賛した。

 転勤に伴い今月で三沢を離れるマイナーさんは「三沢には3年半暮らしたので去り難い。きょうは市長にクッキーを持ってくることができて光栄だ」と述べた。

 
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