Free三沢市沖で不発弾発見 操業中の漁船が引き揚げ

23日に三沢市沖で引き揚げられた不発弾(八戸海上保安部提供)
23日に三沢市沖で引き揚げられた不発弾(八戸海上保安部提供)

23日午前6時10分ごろ、三沢漁港から北東約22キロの太平洋上で、操業中の沖合底引き網船「第68惣寶丸」の網に金属製の砲弾状のものがかかり甲板上に引き揚げた―と、漁船を所有する福島漁業(八戸市)から八戸海上保安部に連絡があった。海上自衛隊大湊警備隊水中処分隊が調査したところ、爆発の可能性がある不発弾と判明した。八戸海保は不発弾を八戸港内の海中で一時的に保管。今後、海自大湊などと処理海域などについて調整する。

 八戸海保によると、不発弾は直径約35センチ、長さ約250センチの砲弾形。深さ約150メートルの海底にあり、同日午前4時20分ごろに引き揚げられた。

 八戸海保は不発弾を八戸港沖に移し、鮫角灯台から北西約3キロの第一中央防波堤付近の海底約10メートルに沈めた。不発弾を処理するまでの間、保管地点から半径500メートルの範囲を船舶の航行・停泊を禁止とした。

 同日午後5時半ごろ、同港に帰港した漁船の乗組員の60代男性は取材に「不発弾と聞いてびっくりした。何事もなくて良かった」と話した。

 
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