八戸市の「はっち」の来館者数が１９日、８８８万８８８８人を達成した。記念の来館者となったのは、八戸市立城下小６年の一二三（ひふみ）華月（かづき）さん（１２）。１階のエントランスで記念セレモニーが開かれ、一二三さんに花束と記念品が贈られた。

　はっちは、２０１１年２月１１日に開館。来館者数は年間約８０～９０万人台で推移し、１２年３月に１００万人、１６年６月に５００万人を超え、オープンから約１０年を経て「８」が並ぶ節目の日を迎えた。

　この日は小学校の卒業式だったという一二三さん。はかま姿で母親と一緒に来館すると、職員らに拍手で迎えられた。記念セレモニーでは、北村政則館長と一二三さんがくす玉を割って祝福。北村館長が「多くの市民に支えられて一つの節目を迎えた。今後もさまざまな事業を行い、街の活性化に取り組みたい」と述べ、一二三さんに証明書とはっちオリジナルグッズなどの記念品を手渡した。

　突然のことで驚いたけれど、うれしかった―という一二三さんは「『はっちのお正月』など館内で行われるイベントが楽しみ」と笑顔を見せた。