Free寒風の海面、コクガン悠然と/八戸

海面を優雅に泳ぐコクガン=12日、八戸市
海面を優雅に泳ぐコクガン=12日、八戸市

八戸市水産科学館マリエント周辺で12日、越冬のために飛来した、国の天然記念物に指定されるコクガンが、海面を優雅に泳ぐ姿が見られた。 コクガンは例年11月ごろ、シベリア地方などからやって来て、春に回帰する。

 この日は5羽ほどが仲良く海藻をついばんでいた。体を覆う特徴的な黒色の羽毛は温かそうで、首元の白い模様がマフラーのようにも見え、北風を浴びても心地よさそうだった。

 日本野鳥の会青森県支部長の関下斉さん(60)は「コクガンは国内では主に北海道や青森県に飛来する。八戸周辺では、蕪島から大久喜漁港辺りで見られるが、警戒心が強いので遠くから観察してほしい」と話していた。海面を優雅に泳ぐコクガン=12日、八戸市

 
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