Free「分類女子。」誕生 八戸市図書情報センター、日本十進分類法をキャラクター化

日本十進分類法に基づいて生まれた「分類女子。」の展示
日本十進分類法に基づいて生まれた「分類女子。」の展示

八戸駅に隣接する八戸市図書情報センター(市立図書館分館)の職員が、所蔵本を分類する際に使用する日本十進分類法(NDC)を擬人化したオリジナルキャラクター「分類女子。」を考案した。同センター内に28日まで展示しており、担当者は「キャラクターを通して、本を借りるきっかけにしてほしい」と多くの来館を呼び掛けている。

 NDCは、数字を用いて本を内容ごとにグループ分けしたもので、図書館などでの分類に役立てられている。同センターでは昨年8月に「分類男子。」を創作、展示しており、今回が第2弾。

 「分類女子。」には、高校生ら10人のキャラクターがおり、それぞれ市内の駅名にちなんだ名前が付けられている。分類の特徴に応じた細かな設定があり、方言を使うキャラクターもいる。

 キャラクターが薦める本にはポップが挟んであり、利用者が本を借りる際の情報提供の役割も担っている。担当者は「今回のキャラクターは地域性が強く表れている。親しみを持ってもらいたい」と話している。

 同センターではこのほか、職員手作りのマグネットなどが入ったカプセル販売機(ガチャガチャ)も用意。本を8冊借りると一回回すことができ、センターの利用促進に向けて工夫を凝らしている。
日本十進分類法に基づいて生まれた「分類女子。」の展示

 
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