Free鬼滅の登場人物と同名「うろこ滝」(二戸) ネット上で話題、来訪者も

岩肌を流れる水が魚のうろこ状になっている「うろこ滝」=4日、二戸市浄法寺町
岩肌を流れる水が魚のうろこ状になっている「うろこ滝」=4日、二戸市浄法寺町

人気アニメ「鬼滅の刃」の登場人物で、主人公・竈門炭治郎の師匠・鱗滝左近次と同じ名前の滝として、二戸市浄法寺町の隠れた名所「うろこ滝」が、ツイッターなどで話題を集めている。

 滝は高さ7メートルで、岩肌を流れる水が魚のうろこ状に見えることに名前が由来する。市によると、11月ごろから会員制交流サイト(SNS)やインターネット上で話題になり、投稿を見たファンらが訪れている。

 一方、浄法寺町は国産漆の全国一の産地で知られる。炭治郎の仲間の我妻善逸のオリジナル最終奥義は「漆ノ型」。加えて、岩手の県名の由来には悪さをして捕らえられた鬼が、岩に手形を押し、二度とこの地に来ないことを誓ったとの伝説があり、アニメの中で鬼になりながらも、人を食べない―と誓う炭治郎の妹の禰豆子にどこか重なる。

 いくつもの“強くなれる”ゆかりがあることに、市情報管理室の田山裕之室長は「うろこ滝が浄法寺のサブカルチャー的な観光スポットとなり、新たな人の流れが生まれればうれしい」と期待を寄せる。

 うろこ滝は県道二戸五日市線の浄法寺バイパスを岩手県八幡平市方面に向かい、「小又・谷地屋敷」の小さな看板を左折して約200メートルの場所にある。 
岩肌を流れる水が魚のうろこ状になっている「うろこ滝」=4日、二戸市浄法寺町

 
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