Free八戸港でサバ復調の兆し? 

八戸港に水揚げされたサバ=3日、八戸市第1魚市場
八戸港に水揚げされたサバ=3日、八戸市第1魚市場

八戸港で3日、大中型巻き網船団の運搬船など5隻がサバ209トンを水揚げした。太平洋側の同船団のサバ漁は例年、群れと共に南下。八戸港は11月28日以降、水揚げが途絶えていた。現在の主な漁場となっている茨城県沖は魚影が薄く、一部船団が北上し、三沢沖などで操業する異例の展開を見せた。

 船団4カ統のうち3カ統が三沢沖、1カ統が宮城県沖で2日夜から3日未明にかけ漁獲した。漁模様について、八戸港所属の運搬船「第26惣寶丸」(375トン)の村上茂船長(63)は「例年に比べ群れが薄く広く分散している感じ。水温は高く、南北の差があまり大きくない。サバはまだ沿岸に寄ってきていないようだ」と説明した。

 魚体は100~200グラムの小ぶりが中心。入札の結果、10キロ当たり1439~639円で取引された。このうち、荷さばき施設A棟の水揚げは20トンで、791円の値が付いた。

 仲買人は「小さい割には高い」と感想。新型コロナウイルスの影響で浜値は全般的に抑え気味ながら、「鮮魚に比べ冷凍向けは落ちていない」と続けた。

 太平洋側の大中型巻き網船団のサバ漁で、漁場がいったん南下した後、船団が再び北上するケースはまれだ。関係者は「それだけ三陸沖にサバがいないということ」と指摘。今後、水揚げがどこまで復調するかは未知数という。