Free南部町でリンゴの「リモート収穫体験」 地域おこし「八戸サバ嬢」が企画

スマートフォンのカメラを通じ、「リモート収穫体験」の参加者に旬を迎えたリンゴを見せる八戸サバ嬢のメンバー=7日、南部町
スマートフォンのカメラを通じ、「リモート収穫体験」の参加者に旬を迎えたリンゴを見せる八戸サバ嬢のメンバー=7日、南部町

南部町斗賀のリンゴ畑で7日、一風変わった収穫体験が行われた。遠隔地にいる人がスマートフォン(スマホ)のカメラを通じてもぎ取りたいリンゴを選ぶ、その名も「リモート収穫体験」。現地では、イベントを企画した地域おこし団体「八戸サバ嬢」(木下里美代表)のメンバーがおいしい果実の見分け方などをアドバイス。収穫物は参加者に送って味わってもらう流れで、同団体は「新型コロナウイルスの影響下でも地域の魅力を楽しんでもらい、収束後に訪れるきっかけを作れたら」としている。

 2018年に発足した同団体は青森県南地方の女性で構成。青函エリア在住の女性で構成する「津軽海峡マグロ女子会(マグ女)」の“妹分”として、県南地方のイメージアップとブランド化に取り組んでいる。

 今回のイベントは、マグ女が主催する「マグ女のセイカン博覧会」の体験型プログラムの一環として企画。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用し、会場はサバ嬢メンバーである梅内道子さん=南部町在住=の園地を選んだ。

 同日はメンバー7人が園地を回り、スマホを使って広島市にいる会社経営の男性(48)に旬を迎えたリンゴを紹介。サンふじやジョナゴールドなど、園地で栽培する多彩な品種についても説明した。

 男性は取材に「新型コロナの影響で多くの人がオンラインのやりとりに慣れてきた中、会議などの真面目な使い方ではなく、楽しいことにも使おうとする発想が面白い」と評価。「広島にいながら『コト』と『モノ』の両方が楽しめる」と満足げだった。

 木下代表は「県南地方にはおいしい食べ物がたくさんあるので、もっと紹介していきたい。朝市、サバ缶工場などの『リモート見学』も企画できたら」とさらなる展開に意欲を見せた。