Free「青い森紅サーモン」11月7日デビュー 

生産・販売対策協議会の会員とロゴマークを掲げる木村建会長(中央)=12日、青森市
生産・販売対策協議会の会員とロゴマークを掲げる木村建会長(中央)=12日、青森市

青森県産業技術センター内水面研究所(十和田市)が開発した新サーモン「青い森紅(くれない)サーモン」が11月7日、県内で発売される。県や生産関係者で組織する生産・販売対策協議会(木村建(たつる)会長)は12日、青森市で開かれた会合で、県が提案した販売日とロゴマークの素案を発表した。販売店舗や価格などは調整中。数量が少ないため、今期(2020年11月~21年3月)は販売を県内に限定し、認知度向上に努める方針だ。

 青い森紅サーモンは青森系ニジマスの雌と、大きめに成長するドナルドソンニジマスの雄の交配で作られた。淡水魚で育てやすい上、成熟のタイミングが遅く肉質が落ちないため通年出荷できる。現在は新郷村と十和田市の養魚場で生産している。

 食味に関わる餌の原料に県産のニンニクとリンゴを使用。身は鮮やかな紅色で、強いうまみとほどよい脂が特長だ。

 県などによると、2020年産の生育状況は、例年以上の夏の暑さで食欲を落とし、魚体が小さいサーモンが一部で見られた。出荷対象は重さ2キロ以上で、大半は2・5キロ~3・0キロだった。今期の出荷可能数量は1750尾約5・4トンを見込む。

 ロゴマークは、朝日をイメージし、紅色の背景に「紅」の文字を白抜きであしらった。青い森紅サーモンが朝日のように昇っていく存在になってほしい願いが込められている。字体は、豊かな生命力を強調するため筆文字を採用した。

 発売前日の11月6日には、青森市のイオン青森店で記念セレモニーを開き、先行販売する予定だ。生産・販売対策協議会の木村会長は「長い年月を経てようやく発売できる。感無量だ」とデビューへの思いを語り、「刺し身にして食べてもらえれば」とPRした。