Free国が強制執行、解体工事に着手/十和田湖畔のホテル

建物を解体することを知らせる張り紙を貼る関係者=8日、十和田市
建物を解体することを知らせる張り紙を貼る関係者=8日、十和田市

十和田八幡平国立公園内の十和田湖畔休屋地区で、国有地に放置され、景観を損ねている旧十和田観光ホテルの解体工事が8日、始まった。湖畔の青森県側ではほかに、11事業者の休廃業施設が15棟が点在しており、環境省は今後、撤去や再利用を進めていく方針だ。

 湖畔周辺で強制執行による撤去は3件目で、同県側は2件目。来年度は2事業者3棟の撤去に着手する予定だ。

 同ホテルは2012年に休業、14年に破産し、国有地を不法占拠したままの状態が続いていた。19年にホテル側に建物の収去と土地明け渡しを命じる判決が確定。同省が撤去に必要な執行手続きを進めていた。

 同日、青森地裁十和田支部の執行官や工事関係者が施設内を確認し、着工を知らせる張り紙をした。

 解体は来年3月に終了する見通しで、費用は約3億7千万円。同省は跡地利用について、民間事業者を公募する。