Free十和田湖で婚姻色のサクラマス回遊 産卵準備に

婚姻色に身を染めたサクラマスの群れ
婚姻色に身を染めたサクラマスの群れ

秋田県小坂町の十和田湖で今、婚姻色の桜色に身を染めたサクラマスの回遊が見られる。14日には、同町の十和田湖ふ化場から湖に流れ出る水路の周辺に群れが集まり、産卵の準備に入っていた。
 サケ属サケ科のサクラマスは体長60センチほどで、顔つきは鼻曲がりのサケそのもの。この場所では今月下旬、背を赤くしたヒメマスが産卵を控え、遡(そ)上じょうを始める。
 ふ化場では例年9月下旬から約1カ月間、ヒメマスとサクラマスの採卵を行い、ふ化させて翌春以降放流する。
 隣には、十和田湖でのマス養殖の先駆けである和井内貞行のふ化場跡も史跡として残っており、アイヌ語でヒメマスを指す「カバチェッポ」の養殖に懸けた貞行のロマンと、1世紀を超す命の連鎖に思いをはせることができる。