Free人命救助のサーファー2人に感謝状/おいらせ消防署

男子高校生を救助し感謝状を受けた(前列左から)風張裕貴さん、後藤覚さん
男子高校生を救助し感謝状を受けた(前列左から)風張裕貴さん、後藤覚さん

おいらせ消防署(田中英明署長)は7日、おいらせ町の百石海岸沖合で男子高校生を救助したとして、陸上自衛隊八戸駐屯地業務隊管理科に所属する後藤覚(さとし)さん(46)=八戸市市川町桔梗野=と、同市の高瀬新聞店に勤務する風張裕貴さん(37)=同市白銀町雷=の2人に感謝状を贈り、献身的な行動をたたえた。
 同署によると、男子高校生は8月4日午後1時ごろから友人3人と遊泳していたが、同2時ごろ突堤付近で沖に流されて戻れなくなった。
 後藤さんはサーフィンを終えて帰宅する前に運動していたところ助けを求められたため、サーフィンを始める準備をしていた風張さんに協力を呼び掛け、それぞれサーフボードをこいで沖に出た。
 2人はおよそ10分後に男子高校生を発見。後藤さんのボードに乗せて引き返し、突堤で駆け付けた消防隊員に引き渡した。
 男子高校生は八戸市内の病院に運ばれたが、軽症で命に別状はなく、その日のうちに帰宅した。
 同署で行われた贈呈式では、田中署長が後藤さんと風張さんに感謝状を手渡し、「素早い判断と迅速な行動で高校生の命が救われた」と功績をたたえた。
 2人によると、男子高校生は助けた直後、海水を飲んでいて、体も冷えた状態で応答が弱かったという。後藤さんは「自分にできることは何かと考えながら行動した。とにかく夢中だった」、風張さんは「最初はどこにいるのか分からなかったので、早く見つけなきゃ、と必死だった」とそれぞれ振り返り、男子高校生の無事に安堵(あんど)の表情を浮かべていた。