Freeコロナ禍、売上減の飲食店に期待感/10月発行「八戸プレミアム付き食事券」

カウンター席に間仕切りを設置して感染防止対策を施す麺道蘭青葉店。飲食店はプレミアム付き食事券の発行効果に期待を寄せる=4日、八戸市青葉2丁目
カウンター席に間仕切りを設置して感染防止対策を施す麺道蘭青葉店。飲食店はプレミアム付き食事券の発行効果に期待を寄せる=4日、八戸市青葉2丁目

新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した八戸市内の飲食店の支援として、八戸商工会議所が10月に「八戸プレミアム付き食事券」を発行する。消費者の外食控えが長引く中、企画への参加を決めた飲食店は、プレミアム率30%のお得な食事券効果による客足増に期待。「外食のきっかけになれば」「地元客に足を運んでもらいたい」と願いを込める。八戸商議所は消費喚起と地域の経済循環に向け、より多くの飲食店の参加を呼び掛けている。
 プレミアム付き食事券は計6万部発行。6500円分を利用できる1部(500円券13枚つづり)を5千円で販売する。発行総額は3億9千万円で、完売すれば一定の経済効果が見込まれる。現在、約160店舗が参加を申し込んでいる。
 コロナ禍で苦境に直面する繁華街の飲食店は、客足の回復に期待を寄せる。三日町の焼き鳥バル「鶏8(とりはち)」は、今年5月からランチでスパイスカレーの提供を始め、売り上げが落ちた夜の営業分をカバーしている。加藤陽介店主は「食事券は市や商工会議所がバックアップしてくれる取り組み。市民の安心感につながり、外食の動きが出始めてほしい」と話す。
 六日町の居酒屋「お食事処あじかく」は、米田幸男代表と妻の和子さんが2人で経営。今も新型コロナの影響は続くが、常連客の応援を励みに営業している。夫婦は「食事券に期待したい。少しずつでも地元の方に中心街へ飲食に来てもらい、街が活性化すればうれしい」と望みをかける。
 青葉2丁目のラーメン店「麺道蘭青葉店」は、カウンター席に間仕切りを取り付けるなどし、感染防止対策を施している。二部優司店長は「ランチを含めて新型コロナの影響はまだある。食事券の発行で、お客さまが来店するきっかけになればいい」と語る。
 食事券の利用期間は10月23日~来年2月末。事前予約制とし、販売方法は決定後に詳細を公表する。参加店は現在募集中。7日までに申請すれば、参加店一覧のチラシに店名が掲載される。概要は八戸商議所のホームページで確認できる。
 八戸商議所は「食事券は居酒屋だけでなく、ランチをメインに提供する店や食堂なども対象。できるだけ多くの飲食店に参加してもらい、市内の消費喚起につなげたい」としている。