Free郷土の大作家・三浦哲郎さんしのぶ 没後10年の命日に菩提寺で法要

一戸町の広全寺で執り行われた三浦哲郎さん没後10年命日の法要=29日
一戸町の広全寺で執り行われた三浦哲郎さん没後10年命日の法要=29日

八戸市出身の芥川賞作家三浦哲郎さん(1931~2010年)の命日である29日、同市の市民団体「三浦哲郎文学顕彰協議会」(森林康会長)の会員約20人が一戸町一戸にある菩提寺の広全寺で法要と墓参を行い、没後10年の節目を迎えた郷土の大作家をしのんだ。
 同協議会は三浦文学ゆかりの地を巡るバスツアーを開催しているが、今年は没後10年の節目に合わせて法要を企画、三浦さんの遺族の了承を得て実施した。
 墓前では、一人一人手を合わせて冥福を祈り、森林会長が三浦家と広全寺の関わりや葬儀時の様子などを解説。「三浦文学を普及させ、ファンを増やしたい。そうすることでより多くの方がお墓を訪れてくれると思う」と、今後の協議会活動への決意を語った。
 引き続き同寺の本堂で法要を執り行った。三浦さんの八戸市立白銀中代用教員時代の教え子で、亡くなるまで親交のあった日本舞踊西川流の西川鯉一二(こいかず)さん(85)=同市=は「語り尽くせないくらいお世話になった。そのお礼を改めて伝えられた」と、すっきりした表情を見せた。
 この日、一行は同町の「忍ぶ川」文学碑やその近くにある旧住居も見学した。