Free佐井村、全世帯にタブレット配備へ

全世帯に配備するタブレット端末の見本機をPRする佐井村職員
全世帯に配備するタブレット端末の見本機をPRする佐井村職員

佐井村は本年度、村民への広報充実を目指し、村内全945世帯にタブレット端末と無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」を配備する。既に整備した光ファイバー通信網と共に、タブレット端末の機能性や汎用性を生かし、災害時の情報発信強化などに役立てたい考えだ。
 村は2009~11年度に各世帯にタッチパネル付き小型画像情報端末(愛称・サイボード)を導入。しかし、次第に故障も発生し、稼働率は3割程度にとどまっている。
 更新が課題となっていたところ、新型コロナウイルス対策で国の地方創生臨時交付金が活用できるようになり、新調することにした。関連事業費1億3310万円を盛り込んだ20年度一般会計補正予算が6月の村議会定例会で可決された。
 タブレットは画面サイズが10・2インチと大きく見やすい一方、持ち運びもできるため、以前の端末に比べて利便性が向上する。村のホームページを手軽に閲覧できるアプリも導入するため、災害時の避難要請などの情報発信強化が期待されるという。
 また、テレビ電話機能を活用し、対面形式で健康観察なども可能に。将来的にはオンライン診療への活用も視野に入れる。
 新型コロナ対策にも応用でき、感染がまん延して重傷患者以外は入院できずに自宅療養を余儀なくされた場合は、保健師らによる症状の聞き取りなどに活用したい考えだ。
 村が整備した光通信網は外部のサイトを見る場合は各世帯で別途プロバイダー契約が必要だが、村内のネットワーク利用にとどまる限りは通信費が無料で、各世帯の負担にはならないという。
 村総合戦略課の東出隆広課長は「今のコロナだけじゃなく、村の将来を見据えた事業。住民の生命と安全を守るものに仕上げていきたい」と話している。