Free【新型コロナ】タクシーが買い物など代行サービス/社会実験、八戸市内と三戸郡内で実施

買い物代行を依頼した女性(左)に品物を受け渡すタクシー運転手=10日、八戸市
買い物代行を依頼した女性(左)に品物を受け渡すタクシー運転手=10日、八戸市

新型コロナウイルスの影響で外出自粛の動きが広がっていることを受け、青森県三八地域県民局と県タクシー協会は10日、タクシー運転手が買い物などの代行サービスを担う社会実験をスタートさせた。新型コロナに対応した生活支援事業として、高齢者や移動手段が限られる交通弱者らを対象に、八戸市内と三戸郡内で24日まで実施する予定。利用者からは「便利でありがたい」「安心する」と歓迎の声が聞かれた。
 社会実験には、八戸、階上、五戸、三戸の4市町のタクシー事業者計10社が参加。サービス内容は▽高齢者や障害者、病人らの緊急用務の代行▽交通弱者の買い物代行▽医療機関からの薬の受け取り▽住民票や戸籍抄本といった公的証明書類の受け取り―など。
 利用する場合は、各タクシー会社に依頼内容を電話で連絡する。購入した品物の代金などを除き、利用者側の負担はないが、利用後にアンケートへ回答することが条件となる。
 初日は、八戸市のポストタクシーに買い物代行の依頼があり、運転手が生鮮食品スーパー「やまはる売市店」で野菜や果物などを購入した後、根城地区の一人暮らしの女性宅に届けた。
 品物を受け取った女性(73)は「スーパーまでは距離があるので、本当にありがたい。新型コロナの問題もあって、人がたくさんいる場所へ行くことに不安がないわけではなく、買い物に行ってくれるのは安心につながる」と話した。
 ポストタクシーの上村秀雄常務は「新型コロナの不安を抱えている高齢者は多く、買い物などの移動手段がない人もいる。小回りが利くタクシーの特長を生かし、利用を増やしていきたい」との考えを示した。
 社会実験に参加するタクシー事業者は次の通り。
 ▽三八五交通、八戸タクシー、大石タクシー、ポストタクシー、マルイタクシー、県南タクシー、文化タクシー(以上八戸市)、大江タクシー(階上町)、三八五観光ハイヤー(五戸町)、田中タクシー(三戸町)