Free三浦福壽さん遺作&コレクション展 郷土の祭り愛したイラストレーター 七回忌を機に

今年は見られない神社行列を丁寧に描いた「八戸三社大祭お通り絵図」
今年は見られない神社行列を丁寧に描いた「八戸三社大祭お通り絵図」

八戸市のイラストレーター三浦福壽さん(1945~2014年)の遺作&コレクション展が29日から、同市白銀町の自宅で開かれる。代表作「八戸三社大祭お通り絵図」などの遺作のほか、本人が収集した箸置きや昔の玩具、民具類が並ぶ。三浦さんがこよなく愛した三社大祭の時期に合わせて展示を企画した妻勝恵さん(67)は、「軽い気持ちで来て、にこやかになってもらえたら」と温かみのある“福壽の世界”をPRする。8月2日まで。
 三浦さんは、タウン誌など地元出版物の表紙や挿絵、装丁を数多く手掛けた、地元イラストレーターの草分け的存在。2005年には本紙で連載した「鮫のさんぽみち」を刊行した。
 遺作展示は3年ぶりで、7回忌を機に開催。三社大祭行列やえんぶりの太夫の服装を描いたイラスト、風景画、表紙を手掛けたタウン誌のほか、凝り性の三浦さんが集めたコレクション、自作招き猫などを展示し、多角的に三浦さんの人柄がうかがえる内容にした。
 生前、「八戸に生まれたからには、この地のことを知らせる宿命がある」と語っていた三浦さんが残した「お通り絵図」は、下書きらしき線画だけの物と着色した絵図の2種類が並ぶ。
 三浦さんは毎年、子どもそっち抜けでスケッチブックを片手にお祭りを見に行っていたといい、勝恵さんは「昔ながらの神社の祭礼が好きな人で、行列に変化がないか、イラストに間違いがないか、徹底して調べていた」と、そのこだわりぶりを振り返る。
 展示は同市白銀町白浜道29の18の自宅で、午前10時~午後5時。入場無料で事前予約=電話0178(33)8395=が必要。