Free高校生レストランで弁当販売へ 百石高/8月プレオープン

丁寧に弁当の盛り付けを行う生徒
丁寧に弁当の盛り付けを行う生徒

青森県立百石高(中村豊校長)食物調理科の調理クラブが運営する高校生レストラン「キッチンいちょうの森」は本年度、新型コロナウイルス感染拡大防止のため店内での料理提供は行わず、初の試みとして持ち帰り弁当を販売する。生徒らはコロナ禍でも継続して調理技術を磨こうと、弁当の味付けや盛り付けに工夫を重ねている。
 本年度で5年目となる高校生レストランは、調理師を目指す生徒が実践的に調理や接客を学ぶ。昨年度は5月下旬に始まっていたが、本年度は新型コロナに伴う休校期間に練習ができなかったため、スタートが遅れた。
 販売するのは「結(ゆい)弁当」(税込み800円)。おいらせ町産、県産の野菜や豚肉などを利用した料理7品目が並び、お茶と手作りの焼き菓子も付く。営業日には各100食準備し、同校の玄関前で販売する予定。
 4日は、同校で生徒らが食材の調理や盛り付けの練習を実施。保存性を高めるために味を少し濃いめにするなどの工夫を加えながら、豚肉のみそ焼きやサバの南蛮漬け、卵焼きなどの料理を完成させた。その後、料理の配置を考えて、容器に丁寧に盛り付けた。
 3年生の齊藤仁望ひとみさん(18)は「冷めてもおいしく食べられるように作っている。さらに技術を磨き、感謝の気持ちが伝わるように販売したい」と意気込む。
 同クラブ顧問の浅野裕樹講師は「新型コロナの影響で弁当になったが、衛生面の知識や食材の扱い方などを身につけ、将来に生かしてもらいたい」と話す。
 8月9日のプレオープンは、生徒の保護者や関係者が対象。一般販売は9月12日、10月3日、11月15日の3日間実施。午前11時から販売して、弁当が無くなり次第終了する。