Free久しぶりハマに活気 八戸・館鼻岸壁朝市開幕

新型コロナウイルスの影響で、約3カ月半遅れの開幕となった館鼻岸壁朝市。来場者、出店者共にマスクを着用して感染予防を徹底=5日午前6時半ごろ、八戸市
新型コロナウイルスの影響で、約3カ月半遅れの開幕となった館鼻岸壁朝市。来場者、出店者共にマスクを着用して感染予防を徹底=5日午前6時半ごろ、八戸市

国内最大級の朝市として知られる八戸市の館鼻岸壁朝市(湊日曜朝市会主催)が5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、約3カ月半遅れで開幕の日を迎えた。会場では、来場者した市民がマスクを着用し、出店者もフェースガードを着けながら接客するなど予防を徹底。例年とは異なる様子だが、多くの人の笑顔が弾け、久しぶりにハマににぎわいと活気が戻った。
 同朝市は280の店舗が登録し、多い時で一日数万人の買い物客が訪れる、八戸の名物として知られる。当初は3月15日にスタートを予定していたが、これまでに3度にわたって延期をしてきた。
 感染予防の観点から、会場では入場を1千人以下に制限し、来場者の体温やマスクの着用を確認。出店者に対しても除菌をしてもらい、安全な朝市の運営を進めていくこととなった。
 開幕日の会場では、未明から出店者が集まり、店舗を設営。日が昇り始めたころには、続々と家族連れらが訪れ、新鮮な魚介類や青果物、総菜などお目当ての商品を買い求めていた。
 同市湊町の会社員志村正孝さん(42)は「コロナは確かに心配だが、八戸に活気が戻ってきたことはうれしい。全国各地からもいっぱい観光客に来てほしいので、一刻も早い収束を願いたい」と話した。
 朝市は12月まで毎週日曜に実施する。
新型コロナウイルスの影響で、約3カ月半遅れの開幕となった館鼻岸壁朝市。来場者、出店者共にマスクを着用して感染予防を徹底=5日午前6時半ごろ、八戸市

 
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