Free地域観光復活へ三八五観光(八戸)が「近場シリーズ」スタート/むつから南部町へサクランボ狩りツアー

観光ツアーでサクランボ狩りを楽しむ参加者=28日、南部町
観光ツアーでサクランボ狩りを楽しむ参加者=28日、南部町

新型コロナウイルスの感染拡大により観光業が大きな打撃を受ける中、八戸市の三八五観光(泉山裕社長)は地域観光復活へ向けたツアー企画「近場シリーズ」を開始した。28日は第1弾としてむつ市から南部町へのサクランボ狩りツアーを実施。今後も感染予防対策を徹底しながら青森県内を巡る企画を展開し、経済効果を波及させる考えだ。
 同社は新型コロナの影響で3月からツアーを中止。再開するに当たり、▽専門知識のある社員による社内の安全指導▽オゾン発生装置やプラズマクラスターによるバス車内の除菌、空調管理▽バス座席の使用数を減らして間隔確保―などの対策をとった。
 この日のツアーにはむつ市内の15人が参加。道の駅に立ち寄りながら、南部町の川守田観光さくらんぼ園(川守田春久代表)を訪れた。
 参加者は手を消毒して園地に入り、実を食べた後の種は地面に捨てず、渡されたビニール袋の中へ。ツアー客の様子を見守った川守田代表は「直接喜ぶ顔を見られると、1年間育てたかいがある」と目を細めた。
 ツアーに同行した同社の奥瀬義人企画部長は「イベントの中止や移動自粛により観光産業が疲弊しており、雇用や経済のサイクルが途切れる可能性がある」と指摘。「感染対策の徹底を前提とし、開放感を楽しめる企画を展開していく。ノウハウを蓄積し、8、9月には東北地方を巡るツアーも実施できれば」と展望を語った。
 ツアーに関する問い合わせは、三八五観光=電話0178(44)8181=へ。