Free【新型コロナ】むつ養高等部リサイクル班、大湊高硬式野球部に「エールボール」贈る

大湊高野球部(右4人)に「エールボール」と「エール千羽鶴」を贈ったむつ養高等部のリサイクル班
大湊高野球部(右4人)に「エールボール」と「エール千羽鶴」を贈ったむつ養高等部のリサイクル班

青森県立むつ養護学校高等部のリサイクル班が15日、県立大湊高を訪れ、硬式野球部から依頼を受けて修繕したボールを贈呈した。ボールは1個1個に「がんばろう」のメッセージが添えられ、最後の甲子園挑戦を諦めざるを得なかった3年部員を励まし、前向きに進めるように―との思いを込めた温かいエールとなった。
 両校は協働活動の一環で、野球部が使用して傷んだボールをリサイクル班がビニールテープで修繕し、ティーバッティングの練習などで再度使えるようにする「エコボール(復活ボール)活動」を昨年度から実施。
 悲願の甲子園出場を共に支える取り組みだが、本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、夏の全国高校野球選手権と、出場権を懸けた同青森大会が中止に。リサイクル班は「3年生全員がミーティングで泣いた」(林日向(ひゅうが)主将)という部員を気遣い、がんばろうのメッセージ入りの「エールボール」として修繕した。
 本年度の修繕活動は1~3年生12人が携わった。新型コロナウイルス感染拡大防止による休校が空けた先月7日から作業を本格化させ、急ピッチで進めた。
 贈呈式では白、赤、青、黄色の約400個のエールボールのほか、折り鶴で「絆」の文字を表現した「エール千羽鶴」も贈った。千羽鶴は野球部のベスト4進出を懸けた昨年度の青森大会のように、試合会場に駆け付けて応援で使う予定だった。
 リサイクル班班長の北村輝来(きらら)さん(16)=2年=は「リサイクル班と野球部は強い絆で結ばれている一つのチームだと思っている。7月の代替大会では勝ち進み、悔いのないよう頑張ってください」と激励した。 代替大会があることを信じ、気持ちを奮い立たせてきたという林主将(17)=3年=は「一球一球大切に使い、代替大会を優勝するように頑張る」とお礼を述べた。