Free地元産ホップ使ったビール「里山エール」を発売/地域商社「SANNOWA」(三戸)

SANNOWAが発売する地ビール「里山エール」(奥)と、味を改良した「里山紅玉エール」=4日、三戸町
SANNOWAが発売する地ビール「里山エール」(奥)と、味を改良した「里山紅玉エール」=4日、三戸町

三戸町産農産物の加工品ブランド「三戸精品」の販売などを手掛ける地域商社「SANNOWA」(吉田広史社長)は5日、同町産ホップを100%使った地ビール「里山エール」を発売する。同町では2018年にホップ生産者が全て廃業したが、同社と町が栽培を引き継ぎ、念願の商品化を果たした。昨年から販売する、同町産リンゴの果汁を使った「里山紅玉エール」も果汁の割合を高めて味を改良。2種類の「エール」で、同町の魅力と味を発信する考えだ。
 同社は町と民間の共同出資によって19年1月に設立された。事業開始に先立つ18年、吉田社長ら関係者は地元産ホップを使った地ビールを試作。同町や青森市、東京都内でのテストマーケティングで高評価を得て、商品化を見据えていた。
 しかし、町内のホップ生産者が廃業したことで原料の仕入れが困難に。そこで、旧三戸北小の敷地でホップ栽培を始め、昨年は約20キロを収穫した。吉田社長は「町と一緒に手探りで取り組み、商品にすることができた。これからが楽しみだ」と達成感をにじませる。
 発売前日の4日は道の駅さんのへで完成報告会が開かれ、松尾和彦町長ら関係者が試飲。松尾町長は「里山エールはさわやかな苦み、紅玉エールはフルーティーな味わいでおいしい」と太鼓判を押す。
 里山エールの今年の販売数は2千本。吉田社長は「来年は1万本を目指し、栽培体制の強化と商品の販路拡大に取り組む」と力を込める。 両商品とも330ミリリットル入り715円(税込み)。SANNOWAのインターネットショップのほか、同町の道の駅さんのへ、豊川酒店などで販売する。八戸市内ではカネイリミュージアムショップ、たなぶ酒販で購入できる。