Freeむつ市とアツギが全市民にマスク配布へ

宮下宗一郎市長(右)にマスクのパネルを引き渡す坪根祥嗣事業所長(左から2人目)
宮下宗一郎市長(右)にマスクのパネルを引き渡す坪根祥嗣事業所長(左から2人目)

新型コロナウイルス感染症拡大防止の独自対策として、アツギ社製マスクの全市民配布を表明しているむつ市は11日、生産拠点となる同社むつ事業所の関係者を招き、セレモニーを行った。配布に先立ち、試着した高校生からは「顔にすごくフィットする」「肌触りが良い」などと着け心地を評価する声が上がった。
 同社はストッキングやタイツ製造の大手。マスクはタイツと同じナイロンとポリウレタンの生地で無縫製。肌当たりが良く、高い伸縮性で顔にフィットする。
 タイツを作る機械を使用して製造しているため、筒状の構造も特徴で、中にガーゼやハンカチを挟んで使用することもできる。
 市役所で行われたセレモニーでは、同事業所の坪根祥嗣(あきつぐ)所長が宮下宗一郎市長にマスクのパネルを引き渡した。市民の代表として、青森県立大湊高生徒会役員の3人が試着。「耳が痛くならない」「眼鏡が曇らなくて良い」などと感想を語った。
 宮下市長は、マスクを市のふるさと納税の返礼品にする意向も示し、「“ムツノマスク”が流通し、日本を救うことを期待している」とエール。坪根所長は「むつ市の役に立てることは企業市民としてうれしく思う。今回の件を励みに、これからもできることをやっていきたい」と述べた。
 マスクは月産50万枚態勢で、同事業所が生産を担う。同社オンラインショップやドラッグストアでは15日から販売を始める。
 男女兼用フリーサイズで、色はホワイト、サックス、ピンクの3種類。洗って何度でも使用できる。オープン価格で、実売価格は400円前後になる見込み。市は6万枚を購入し、5月中に各世帯に配布することにしている。