Freeリサイクル率全国42位 青森県内18年度ごみ排出量調査

2018年度に青森県内の家庭や事業所から排出された1人1日当たりのごみ排出量は、前年度と同じ1002グラムだったことが2日までの県のまとめで分かった。リサイクル率は前年度比0・5ポイント減の14・5%と2年連続で減少し、全国42位だった。排出量が減少しなかった要因について、県環境政策課は「詳しい原因は不明だが、死者数増加による遺品整理や、高齢化に伴う紙おむつの排出増加の影響が考えられる」と推測する。
 1人1日当たりの排出量のうち、生活系は前年度と同じ680グラムで、3年連続で目標内(680グラム)に収まった。一方、事業系は322グラムと前年度と変わらず、目標の300グラムを達成できていない。
 市町村別でみると、八戸市や六戸町など15市町村で減少。一方、横浜町や田子町など25市町村で増加した。市町村別の順位は、新郷村が14年連続で最も少ない644グラム。2位の六戸町は698グラム、4位の階上町は765グラムなど。
 ごみ総排出量は前年度比5906トン減の47万3715トン。総資源化量は3504トン減の6万8581トン。リサイクル率が減少している要因として、同課は18年4月に発生した青森市の破砕選別施設火災によって、年間を通じて不燃ごみなどからの金属くず回収がほぼできていなかったため―としている。
 一方、資源回収事業者やスーパーでの店頭回収など県内18社による民間回収量は増加傾向にある。行政回収の約1・5倍に当たる10万3587トンを回収しており、そのうち古紙類が約9万9900トンと約9割を占めた。
 行政回収分に民間回収量を加えたリサイクル率は29・9%と前年度から0・2ポイント減少したが、同課は「青森市の事情を踏まえると全体としてのリサイクル率は上昇傾向にある」と認識を示した。
 ごみ排出量やリサイクル率の全国平均との差は依然として大きい。県は20年度からリサイクル率向上のため、プラスチックごみ削減に向けた新規事業や、市町村と連携して3R(リユース、リデュース、リサイクル)の啓発に引き続き取り組む。