Free八戸―室蘭航路運航開始、13年ぶり“復活”

八戸―室蘭を運航する「シルバークィーン」。初日の第1便は9台の大型トラックが利用した=1日、八戸港
八戸―室蘭を運航する「シルバークィーン」。初日の第1便は9台の大型トラックが利用した=1日、八戸港

川崎近海汽船(東京)は1日、八戸市と北海道室蘭市を結ぶフェリーの運航を始めた。八戸―室蘭航路は2007年に廃止された経緯があるが、13年ぶりに復活。八戸と北海道を結ぶ航路は、現在4往復している苫小牧航路を含めて1日5往復に増便となり、利便性の向上と八戸港の物流の拠点性が高まることが期待される。
 八戸―室蘭航路は、18年6月に開設された岩手県宮古市と室蘭市を結ぶ航路を改編。宮古―室蘭航路の利用低迷を受け、同社が交通アクセスがよく、一定の需要が見込める八戸発着便に切り替えた格好だ。フェリーは「シルバークィーン」を使用し、八戸―室蘭間を約7時間で結ぶ。
 同社の寅谷剛常務によると、八戸から室蘭へ向かう便には宅配貨物や野菜などを積んだトラックの利用を見込む一方、室蘭から八戸へ向かう便には、肉牛や乳用牛、冷凍食品などを載せたトラックの利用が想定されるという。
 初日は雑貨などを積んだ大型トラック9台が利用。乗用車や旅客の利用はなかった。雑貨などを積んで室蘭に向かうという、北海道恵庭市のトラック運転手笹田三千広さん(41)は「これまでは苫小牧行きを使っていたので、フェリーの選択幅が広がるのは助かる」と航路復活を歓迎した。
 寅谷常務は本紙などの取材に「八戸は交通のアクセスがよく、室蘭便は苫小牧行きの補完航路として需要が期待できる」と述べた。
 午前6時45分に八戸を出発し、室蘭に午後2時に着く便と、午後8時半に室蘭を出発して翌日の午前3時半八戸に着く便の1日1往復。一方、定期検査のため、5日に室蘭を出発する便から20日に八戸を出発する便まで運休となる。

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