FreeJR八戸線「リゾートうみねこ」定期運行終了 鉄道ファンら別れ惜しむ

社員や鉄道ファンらに見送られ、八戸駅を発車する「リゾートうみねこ」=29日午後0時20分ごろ
社員や鉄道ファンらに見送られ、八戸駅を発車する「リゾートうみねこ」=29日午後0時20分ごろ

2011年4月からJR八戸線を走ってきたリゾート列車「リゾートうみねこ」が29日、定期運行を終了した。車両の老朽化が進んだため。この日は最後の乗車を楽しもうと、八戸駅に多くの鉄道ファンらが訪れ、指定席はほぼ完売。乗客は、車両の姿を写真に収めるなど別れを惜しみながら続々と車両に乗り込んだ。
 空と海の二つの青色と、水平線に上る太陽をイメージしたオレンジ色のラインが特徴のリゾートうみねこ。1979年に製造された気動車「キハ48系」を改造し、02年の東北新幹線八戸開業から、大湊線や津軽線でリゾート列車「きらきらみちのく」として運用された後、11年4月の「青森ディスティネーションキャンペーン」に合わせて再度リニューアルし、八戸線に投入された。
 3両編成で、大きな車窓から風景を眺められる展望席や、畳敷きの座席が設置された。休日を中心に、主に一部指定席の普通列車として運用された。運行本数は延べ2千本で、利用者は同19万5千人に上る。
 列車を見送った森田美喜男八戸駅長は「多くの観光客や地元の方々に支えられ、今まで運行できた。一抹のさみしさはあるが、車両にはお疲れさまと伝えたい」と感謝した。
 親子で利用した十和田市立東小3年の池田結智ゆうと君は「車体がかっこいいので好き。最後に列車に乗ってありがとうと伝えたい」と話した。
 最後の運行は6月13、14日に企画されている、八戸駅から三陸鉄道リアス線の盛(さかり)駅に直通する団体臨時列車「ありがとうリゾートうみねこ」となる予定で、その後は廃車となる。