Free初の全国が幻に… 五戸・倉石ミニバスケの選手が卒業式、中学でのリベンジ誓う

全国大会出場を祝うのぼりを掲げる倉石スポーツ少年団の選手
全国大会出場を祝うのぼりを掲げる倉石スポーツ少年団の選手

五戸町の倉石スポーツ少年団の男子チームが出場する予定だった第51回全国ミニバスケットボール大会(28~31日・東京都)が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になった。チームをけん引した6年生7人のうち、5人が通う町立倉石小で20日、卒業式が行われた。「次こそ中学で、必ず全国へ」。選手はリベンジを誓い、学びやを後にした。
 倉石スポーツ少年団の男子チームは、1月に行われた青森県予選会で、粘り強い戦いぶりで初の頂点に立った。全国大会出場が決まると、保護者は横断幕やのぼりなどを作成し、町内各所に設置。応援ムードが高まっていた。
 一方、2月後半になると、新型コロナウイルスの影響で、全国的にスポーツイベントの自粛が相次ぐように。選手や保護者に、中止への不安が募った。
 全国大会中止の知らせを受けたのは、2月28日の練習中。「頑張ってきたものが一瞬で消えたと思った」と、太田結翔(ゆうと)君(12)。初めてつかんだ全国の切符は幻となった。
 その後もチームは練習を続けたが、感染防止対策で学校が休校となった3月3日以降は、休止を余儀なくされている。
 選手に無念さはあるが、中学に向けて気持ちの切り替えも。倉石小の5人が進学する町立倉石中は、これまで県3位が最高で、全国大会への出場はない。久保響貴(ひびき)君(12)は「僕たちが3年になった時、必ず全国へ行く」と決意を語る。
 保護者や関係者にも落胆が広がったが、チームの新たな歴史を刻んだ選手たちの今後に、期待を寄せる。
 この日の卒業式の式辞で、漆畑正一郎校長は「胸を張れ、君たちは紛れもない青森県のチャンピオン。努力の大切さと、その後に訪れる夢の実現を知っている」との言葉を贈った。
 チームの後援会長で久保君の父貴美男(きみお)さん(48)は「この悔しさを糧にしてほしい。7人がまた、一緒にプレーできる機会があれば」と願う。倉石小以外に通う6年生2人も、バスケを続けるという。
 主将の中村虎太郎君(12)は「僕たちは中学で頑張る。後輩にはもっとレベルアップして、また全国を目指せるようになってほしい」と、チームとしてのリベンジを託した。