Free久慈―普代間、あす14日運行再開/三鉄

快晴の空と太平洋をバックに、大沢橋梁を走る三陸鉄道の試運転車両=12日、普代村
快晴の空と太平洋をバックに、大沢橋梁を走る三陸鉄道の試運転車両=12日、普代村

青い海にひときわ目立つトリコロールの車両―。14日に運行再開を控える三陸鉄道リアス線普代―久慈間で12日、普通列車の車両による試運転が行われた。旅客用列車が同区間を走行するのは、昨年10月13日以来、5カ月ぶり。東日本大震災や台風で大きな被害を受けるたびに懸命の復旧作業に当たってきた三陸鉄道。復活の時は一歩一歩近づいている。
 この日は、2両編成の「36―700形」が同区間を3往復した。午前9時に久慈駅を発車し、時速25キロほどの速さで徐行運転しながら、26・1キロ先の普代まで約50分かけて走行。被災区間や各駅に近づくたびに警笛を鳴らしながら、列車の揺れ具合や信号機の動作などを丁寧に確認した。
 13日は乗務員訓練を行い、再開に向けた最終確認を行う。
快晴の空と太平洋をバックに、大沢橋梁を走る三陸鉄道の試運転車両=12日、普代村

 
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