Free【新型肺炎】北奥羽地方のスポーツ施設、利用制限や休止相次ぐ

小中高校生の利用中止を呼びかける八戸市体育館の張り紙。新型コロナウイルス感染拡大の影響はスポーツ施設にも及んでいる=6日、八戸市
小中高校生の利用中止を呼びかける八戸市体育館の張り紙。新型コロナウイルス感染拡大の影響はスポーツ施設にも及んでいる=6日、八戸市

新型コロナウイルスの感染拡大が北奥羽地方のスポーツ関連施設にも影響を及ぼしている。八戸市や十和田市などは6日、市が所有する体育施設の利用制限や営業休止を発表。不特定多数の利用者が訪れる民間のスポーツジムなどでも臨時休業が相次ぎ、運営自粛を強いられる自治体や民間事業者が増えている。
 八戸市は市内の小中高校の休校措置に伴い、八戸市体育館など20カ所について、8日から26日までの間、小中学校、高校生の使用を中止。社会人や大学生などは引き続き利用可能で、トレーニング器具の除菌や換気などを徹底する。市スポーツ振興課の下村晃一課長は取材に「感染抑止のための決断。今後も情報収集に努め、その都度対応していきたい」とした。
 十和田市教委は9日から当面の間、市総合体育センターのトレーニング室を利用休止とする。7、8日は周知期間とし、室内の小まめな換気や消毒を徹底しながら営業する。三沢市は26日まで、市総合体育館など5施設で高校生以下の利用を制限している。久慈市も市民体育館など市所管の体育施設19カ所について、7日からの臨時休館を決定した。再開時期は未定。
 名古屋市や千葉県などでは、スポーツジムやフィットネスクラブでの感染が確認されており、八戸市内の民間施設でも休業やサービス休止といった対応を取る店舗が増えてきている。
 5日から22日までの臨時休業を決めた八戸市の「健康スタジオ フォルツァ」の担当者は取材に「利用者には本当に申し訳ないが、全国で感染が拡大する状況で、万が一のことがないよう判断した」と話した。
 一方、相次ぐスポーツ関連施設の使用制限に、利用者の心境は複雑だ。6日に八戸市体育館でトレーニングに励んでいた市内の県立高校男子生徒(16)は「1カ月も動かないと体もなまってしまう。部活の練習もできず、体を鍛えなければいけないと思っていたが…」と無念そうな表情を浮かべた。