Free【新型肺炎】ヒューマンバンド中止に 震災追悼行事にも影響

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、北奥羽地方では、東日本大震災から9年となる3月11日に各市町村や団体が予定していた追悼行事が中止や縮小となるケースが相次いでいる。
 八戸市の種差海岸芝生地で、参加者が手をつないで犠牲者の鎮魂を願う「HUMANBAND(ヒューマンバンド)on 3・11」の主催者の市民団体は4日、同行事を中止すると発表した。
 新型コロナウイルスの状況が不透明なことを挙げ、「東京や仙台など遠方を含め、毎年参加いただいている皆さまに心からおわび申し上げます」とコメントを出した。
 久慈市も同日、市文化会館・アンバーホールで行う予定だった復興祈念式の中止を決めた。市外の来賓を招かず、出席者を例年の半数に絞って開催を模索していたが断念した。
 野田村は追悼行事の規模を縮小する。例年通り、海の近くの大津波記念碑前に献花台を設置するが、そろっての黙とうはせず、会場に長時間とどまらないようにアナウンスする。
 毎年、追悼と復興祈願の法要を営んでいる三沢市の玉泉寺は、参列者を遺族らに限定するなど規模を縮小して開催する。同市では震災で2人が犠牲になっていて、赤沼宗司住職は「人数が限定されるのは残念だが、いつも通りに供養したい」と話した。