Free「南部町ぼたんまつり」始まる 開花は14日ごろ

元気にパフォーマンスするなんぶこども園の園児
東北地方有数のボタンの名所として知られる南部町大向の長谷ぼたん園で8日、「南部町ぼたんまつり」が始まった。4月下旬からの低温の影響でボタンはまだつぼみの状態で、関係者がテープカットなどで期間中の盛況を祈った。開花は14日頃、満開は20日頃の見込みで、まつり最終日の25日まで楽しめそうだ。
まつり実行委によると、まつりの開催期間は毎年、4月上旬にソメイヨシノの開花予想日を参考にして決める。昨年と同様に、例年より1週間ほど早く咲くと予想して決めたが、その後の低温で開花日が例年通りまで延びたという。
満開になれば3・3ヘクタールの園内に130種・約8千株の大輪の花が咲き乱れる。今年から高校生以上500円で期間中何度でも入園できるフリーパス制度を始めた。16日~18日は午後8時まで夜間ライトアップを実施する。
8日は関係者がテープカットしたほか、なんぶこども園の園児13人がパフォーマンスを披露した。
まつり実行委の工藤愛会長は、「開花時期が短く貴重なボタンの花を、多くの方に楽しんでもらいたい」と呼びかけた。