Free「まずは生きること」 親子が防災士から日頃の備えを学ぶ/八戸

地震や津波などの災害から身を守る方法を解説する館合裕之さん
地震や津波などの災害から身を守る方法を解説する館合裕之さん

八戸市湊町の市みなと体験学習館「みなっ知」は24日、市教育委員会社会教育課長で青森県防災士会八戸支部の館合裕之さん(54)を講師に招き、「親子で防災教室~家族で考える日頃の備え~」を開いた。集まった親子ら21人が、日頃の備えの重要性と災害発生時の身の守り方を学んだ。
 館合さんは2008年に防災士の資格を取得。15年から市内の小中学校に配布されている副読本「防災ノート」の作成アドバイザーを務めたほか、消防庁の「災害語り部」として、全国で被災地調査や講演をしている。
 会場では、館合さんが、阪神淡路大震災や東日本大震災で実際に起こった建物の倒壊や火事、津波などの事例を紹介。
 東日本大震災前から充実した避難訓練を行っていたことが奏功し、中学生が率先して津波から住民を救った「釜石の奇跡」や、八戸市の新湊はますか保育園での避難訓練の話を例に、「まずは生きること」を考え、学校にいる時なら生徒は先生の指示通りに動き、保護者は子どもを助けに行かずに避難してほしい―などと語った。
 また、3~5年保管でき、温めずに食べられるレトルトのシチューやパン、鶏肉の缶詰といった防災食の試食も行われ、参加者が日頃から食料を備えておくことの大切さを学んだ。
 母親と参加した市立西白山台小5年の久保花歩さん(11)は「館合さんの話がとても分かりやすくて勉強になった。防災食もとてもおいしかった」と話した。