Free全世代型の結婚支援を 青森県が新年度からマッチングシステム構築

青森県は2020年度、年々低下する婚姻率に歯止めをかけるため、利用者が希望する異性を紹介するマッチングシステムの構築に乗り出す。21年度の運用開始を目指しており、県こどもみらい課は「若い人だけでなく、中高年など全世代型の結婚支援をしていきたい」と意気込む。
 厚生労働省の人口動態統計によると、県内の婚姻率(人口千人当たり)は長期的に減少傾向にあり、18年は3・8で前年から0・2ポイント減少。全国平均の4・9よりも低い状態が続いている。
 県が18年度に行った「子どもと子育てに関する調査」によると、県内の20~39歳の独身者のうち約7割が「交際相手なし」である一方、全体の6割が「結婚したい」と考えている。未婚の若者が結婚していない背景として「適当な相手がいない」(44・9%)、「異性との出会いの場がない」(27・6%)との理由が挙げられた。
 県は11年、婚活イベントや情報提供などを行う「あおもり出会いサポートセンター」を立ち上げたが、最近は会員数や成婚報告数が伸び悩んでいる。イベントを企画する市町村や参加者からは「いきなりイベントに行くのは気が引ける」「新しい人が参加せず、似たようなメンバーになってきた」などの声もあるといい、多様な出会いを創出するため、マッチングシステムの構築を考えた。
 現段階でシステムの流れは(1)パソコンやスマートフォンなどから年齢や職業など自分好みの条件を登録(2)人工知能(AI)で希望条件に合った相手をリストアップ(3)縁結びサポーターが間に入って相手と対面(4)気に入れば交際、結婚へ―を想定している。利用は有料の見込み。
 20年度は料金設定や個人情報の管理方法などシステムの内容について、先行事例やシステム開発者を招いて検討する。同課の担当者は「結婚を望む男女が、希望通りに結婚ができるように、チャンスの一つとしてマッチングシステムを検討していく」と話した。