Free失敗から学び成長を 甲子園Vの仙台育英高・須江監督、洋野で講演

失敗から学ぶ大切さを呼びかける須江航監督
第19回洋野町教育振興大会(町教育振興会主催)が1日、町民文化会館で開かれた。2022年夏の甲子園で仙台育英高野球部を日本一に導いた須江航監督(41)=八戸大卒=が講演し、失敗から学んで成長することの大切さを伝えた。
須江さんは、自身の半生を「失敗の連続だった。青春も『密』ではなく『孤』だった」と振り返りつつ、「失敗から理由や原因を学ぶからこそ前に進めるし、想像力を持って人に優しくなれる」と強調。個人やチームが限られた環境の中で成長するための七つのポイントを紹介し、「子どもたちが主体的に考え、行動できるよう見守って」と保護者に呼びかけた。
大会では、学業やスポーツで優秀な成績を修めた82個人・団体を表彰したほか、角浜小PTAと林郷小PTAに善行賞、第6回世界野球ソフトボール連盟(WBSC)U―15ワールドカップ(W杯)の日本初優勝に貢献した砂涼人さん(大野中3年)に特別賞を授与。種市実践区、帯島実践区における教育活動の事例発表も行われた。