Free「八戸のシンボル」 蕪嶋神社に絵画奉納 画家藤島さん、F100号の大作
八戸市在住の画家藤島廣司さん(81)は6日、同市鮫町の蕪嶋神社に絵画を奉納した。絵画作品「春宵」は、2020年の社殿再建以降の蕪嶋神社を描いたF100号の大作。藤島さんは「蕪嶋神社は八戸のシンボルとして何作も描いてきた。(絵画は)保管しているよりも、神社に来た人たちに見てもらえたららうれしい」と語った。
藤島さんは秋田県出身で、元海上自衛官。幼少期から絵が好きだったが、定年後、本格的に絵の世界に進んだ。市内の絵画サークル代表を務め、精力的に活動。「癒やし」をテーマに風景画などを描き続け、2017年には八戸市文化賞を受賞した。「春宵」は20年ごろに制作し、八戸市内や都内でも展示されたという。妻の修子さん(79)が神社側に提案し、奉納が実現した。
この日は神社に藤田さん夫婦らが出席し、奉納奉告祭が執り行われた。絵画は社殿に飾られる予定。野澤俊雄宮司は「神社とお宝となって永遠につながっていく。訪れる人にいつでも見てもらいたい」と話した。