Freeたいまつの炎、天高く 東北町で「日の本中央まつり」
東北町乙供地区で8日、「日の本中央まつり」のメインイベント「たいまつ祭」が赤川河川敷で行われ、燃え盛る巨大なたいまつと太鼓の演奏、大輪の花火が共演。夕闇に幻想的な風景が広がり、訪れた多くの観衆が見入った。
「日の本中央まつり」は6~8日、青い森鉄道乙供駅周辺で開かれ、流し踊りや郷土芸能、ナニャドヤラ大会など多彩な催しがあった。
フィナーレのたいまつ祭は、9世紀初頭にこの地を支配した蝦夷(えみし)が五穀豊穣を祈った風習を再現。午後5時半過ぎから始まった儀式の後、赤い衣装をまとった男たちが川に入り、古代の地名が書かれたたいまつに次々と点火した。
和太鼓が力強い音を響かせる中、天高く火柱を上げるたいまつは打ち上がる花火と共に夜空を焦がし、やがて燃え尽きていった。