Free外来植物「取ったど~!!」 種差小児童、15年かけ駆除成し遂げ

オオハンゴンソウの駆除が終わり、記念撮影をする児童
オオハンゴンソウの駆除が終わり、記念撮影をする児童

八戸市立種差小(熊谷一校長)の3~6年生13人が6日、種差海岸ボランティアクラブの協力のもと、教職員らと共に学校近くに生えている特定外来植物オオハンゴンソウの駆除に取り組んだ。繁殖力の強いオオハンゴンソウから在来植物を守ろうと、2009年から実施してきたこの活動。長年の取り組みにより、同小が駆除してきた400平方メートルほどの場所ではほぼ絶滅状態にあり、今年で駆除達成となる見込みだ。

 児童はオオハンゴンソウと混在するヨモギなどの在来植物を間違えないようにしながら慎重に作業。鎌を使って、根っこが残らないように掘り出したり、引っこ抜いたりして、160本ほどを駆除した。

 駆除活動に参加した4年生の西梨杏さん(9)は「根っこをしっかり取るのが難しかったけれど、教えてもらってうまくできた」と笑顔。駆除活動が今年で終わることについて5年生の西川英斗さん(10)は「大変だったから駆除が完了したうれしさもあるけど、みんなと一緒に頑張り、楽しかった思い出もあるから寂しい気持ちもある」と話した。

 熊谷校長は「長年続けてきたオオハンゴンソウの駆除が終わることは感慨深い。協力してくださった地域の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいだ。子どもたちにはこれからも自然と地域を大事にする気持ちを大切にしてほしい」と話した。

 
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