八戸公園のローズガーデンでは４日、バラが見頃を迎え、雨にしっとりとぬれながらも色鮮やかな姿で来場者を魅了していた。

　園内には３００種類約千本植えられ、イングリッシュローズや大輪のバラなどが鑑賞できる。見頃は早咲きから遅咲きの品種へと移り変わるため、６月いっぱいは楽しめるという。

　青森県内は、低気圧や気圧の谷の影響で雨や曇りとなり、八戸でも小雨が降る肌寒い一日に。その中で、写真撮影を楽しんでいた同市石手洗の岩崎優子さん（７７）は「バラが雨しずくのドレスをまとっているよう。長年訪れているが、こんなにきれいなのは初めて」と感激した様子だった。

　今年、２０周年の節目を迎える同園。職員の大内智美さん（６２）は「剪定（せんてい）の仕方や肥料などを改善し、人気が高まってきたと実感する」と話していた。

　８、９日はキッチンカーの出店や、ハンドメイド雑貨の販売があるほか、八戸ばら会主催の「春のバラ展」も行われる。