令和６年６月６日は六日町で楽しもう―。八戸市六日町商店街振興組合（松井正文理事長）は同日午後５時半から、恒例の「六日町ナイトオリエンテーリング」を開く。町内の居酒屋などで飲み歩きを楽しむイベントで、今回は６が三つ並ぶ日付の上、第５０回の節目でもある。松井理事長は「１店１店を知ってもらい、街全体に興味を持ってほしい」とＰＲしている。

　かつて多くの魚店が軒を連ね、「魚町」と呼ばれた六日町。現在では中心街でも特に飲食店が集中しているエリアで、同イベントは１９９０年代に始まった。

　一方、他のエリアと同様、にぎわいづくりが課題。９２年の同組合設立時、２６５あった会員数は約８０まで減っている。最近では民間事業者による「いわとくパルコ」の再開発計画に伴い撤退した店もある。

　松井理事長は「新型コロナが明けて景気が上向くかと思いきや、その気配をあまり感じない」と率直に語った上で、「六日町は飲食店を含め、こだわりの専門店が多い。イベントを、そうした店を知る機会にしてほしい」と話している。

　イベントの受け付けは、いわとくパルコで。５８店が対象で、５店を回る複数のコースから好きなコースを選んで参加する。同９時までに５店を回れば、商品券などが当たる空くじなしの抽選会に参加できる。前売り券は３千円で、大松たばこ店などで取り扱っている。当日券は３５００円。

　問い合わせは、同組合＝電話０１７８（４６）４６５０＝へ。