Free新紙幣発行まで30日 記念ラッピングお披露目 渋沢、北里ゆかりの十和田市

十和田市庁舎の渡り廊下に施された新紙幣発行記念のラッピング=3日

十和田市にゆかりのある、実業家渋沢栄一と近代医学の基礎を築いた北里柴三郎が肖像となる新紙幣発行まで残り30日となった3日、同市は市役所で「新紙幣発行30日前イベント」を開いた。市役所渡り廊下に施した、2人の功績を伝える記念ラッピングをお披露目し、別館には懸垂幕を掲揚。間近に迫った紙幣のリニューアルを前に、お祝いムードを盛り上げた。

新紙幣の肖像画は、1万円が渋沢、5千円が女性教育の先駆者津田梅子、千円が北里。このうち、渋沢は「渋沢農場」、北里は「北里研究所三本木支所」をそれぞれ市内に開設するなど、十和田と少なからぬ関わりがある。

十和田市庁舎別館に掲揚された懸垂幕

イベントでは、小山田久市長ら関係者が記念ラッピングを除幕し、お披露目。あいにくの雨の中だったが、早速市民らが興味深げに眺めていた。

小山田市長は「市民に偉大な先人の功績をよく知ってもらい、できたら子どもたちに、その偉人たちの思いが受け継がれていってくれたらうれしい」と話した。

市は11月にかけて、新紙幣発行に関連したイベントや講演会などを市内各地で開催する予定。

 
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