二戸市福岡横山の中山間地域にある庭園「ニノガーデン」で、宿根草や低木のウツギなどが色とりどりの花を咲かせ、見頃を迎えている。オープン２年目の今年は、敷地の一角にドッグランを新たに開設。６月２日には、同市の音楽家の猿楽さんが園内でピアノ演奏する音楽会「音の遊悠（ゆうゆう）」も開催する。

　広々としたガーデンは、茨城県から故郷の同市にＵターンしたオーナー藤嶋淑子さん（６７）が整備し、昨年オープンした。今年は４月２１日～７月２８日と、９月１日～１０月２７日の期間に営業。約１ヘクタールの敷地に２００種類以上の植物を植えており、季節ごとに変わる彩りを楽しめるのが魅力だ。

　今はナデシコやシャクヤク、サルビアといった宿根草や、ピンクや赤の花がきれいなウツギ、ルピナスなどが見頃となっている。これから６月中旬ごろにかけてバラの開花が進み、ガーデンが一年で最も華やかな時期を迎える。

新設したドッグランは、歩きやすいようにウッドチップを敷いており、犬のリードを外して伸び伸びと遊ばせることができる。自身も愛犬家という藤嶋さんは、「周りの草花を眺めながら、犬と一緒にゆったりと時間を過ごしてほしい」と来場を呼びかける。

　営業は金～日曜の午前１０時～午後４時。入園料は４００円で、高校生以下は無料。ドッグランの利用は１匹当たり２００円。

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