Freeふわふわのひな大切に 青森シャモロック飼育開始 三農恵拓高

青森シャモロックのひなと初対面した生徒
青森シャモロックのひなと初対面した生徒

青森県立三本木農業恵拓高(小泉朋雄校長)の動物科学科1年生30人は9日、地元の特産地鶏「青森シャモロック」の飼育を開始した。生徒たちは手のひらにひなを抱き、安全な飼育に向けた作業を実施。成育までの120日間、大切に育てていくために重要な準備に取りかかった。

 「農業と環境」の授業の一環。生徒が休日も当番制で、ひな40羽を飼育する。生後28日をめどに平飼いに移行し、9月には成鶏の解体実習を行う。

 この日、ふわふわのひなと初めて対面した生徒たちは、「かわいい」などと歓声を上げながらじっくりと観察。戸惑いながらも、つつき合いを防ぐためにくちばしの先端を焼き切る「デビーク(断嘴(だんし))」作業に臨んだ。

 同科の森村優花さん(16)は「かわいくて少し手が震えた。しっかり飼育していきたい」と話した。

 
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